アルバム『突然の別れ』

一昨年の「故郷で生きる」、昨年の「ビートルズのこころ」に引続き、３作目のアルバム「突然の別れ」を発表しました。
このアルバムの制作中に３．１１の東日本大震災があり、並行してアイデアコンペを実施していました。
被災された方々に何ができるだろうかと考え、今の自分に出来ることは曲作りとアイデアコンペを成功させて夢を捧げることだと思い至りました。
被災者をテーマにして作った歌は３曲ですが、アイデアコンペも夢を求めたものであり、被災者のこれからに共通するものがあるのではないでしょうか。
このアルバムが被災された方々の明日への勇気につながることを願って、皆様に捧げたいと思います。

アルバムの概要

タイトル：突然の別れ
歌：瀧口　信二
作詞・作曲：瀧口　信二
編曲：佐々木　良廣
収録曲等：15曲、53分
制作等：2011年9月、50枚、自費制作
その他：ＣＤケースの写真は友人の撮影

収録曲の紹介

３．１１前に作った曲の中に、偶然にも別れや日本沈没をテーマにした曲がありました。被災者に捧げた歌とアイデアコンペ実施の心境を歌った曲とその他の３部構成ですが、お気に入りの曲「突然の別れ」をアルバムのタイトルにしました。
各楽曲に対する感想等は音楽作品の方に記載していますので、ここでは各曲の作詞を紹介します。

「突然の別れ」

「りゅうが死んじまった」

「日本は沈んでゆく」

「明日がある」

「ゼロから始めよう」

「手助けをしよう」

「君はいずこへ」

「本当のことを」

「ただそう思うだけ」

「平和記念都市ひろしま」

「いよいよスタート」

「力を合わせ」

「喜びあふれる時」

「広島を愛する人」

雑感

前作の「ビートルズの心」はビートルズの歌詞にメロディをつけ、訳詞をのせて歌うというスタイルでした。
今回はビートルズの歌詞にメロディをつけ、自分の作詞をのせて歌っています。それ故、タイトルは「ビートルズから」とする予定でした。

３．１１はエポック･メイキングでした。これまでの価値観を見直すきっかけとなりました。被災していない我々は、被災された方々と同じように悲嘆にくれていたのではいけない。萎縮するのではなく、被災された方々の分まで活発に日常生活を送らなければ、日本は沈んでしまうと思いました。
アイデアコンペを実施していましたが、どんな試練にぶつかっても、被災者の苦難に比べれば大したことではないと開き直ることができました。

曲作りとアイデアコンペの事務局を同時に並行してやりました。事務局といっても専任は私一人ですから大変でした。
歌の練習が不十分なため、聞き苦しいところが多々ありますが、それがこのアルバムならではの特徴となっています。
もっと上手な人に歌ってもらいたいと思っていますので、その気のある方は是非ご連絡ください。
なお、このアルバムに対して感想等をお聞かせいただければ幸いです。掲示板への書き込みをよろしくお願いいたします。